ずっと、住み慣れた場所で暮らしてほしいから。
自宅で介護予防を目指す共同研究に参加します!
高齢者が在宅で、簡単かつ短時間に、継続して取り組めるしくみ作りを
筋肉に抵抗(レジスタンス)をかける「スロースクワット」+バランス感覚を養う「閉眼片足立位」=スクバラ!
短時間でできる運動プログラムの動画を、参加者それぞれ個別に提供し、実施状況をモニタリング。
筋力の向上に最も効果的な高負荷運動の実施と指導は限られた場所でしか提供できませんでしたが、スクバラというシステムによって、どこに住んでいても、医学的に裏打ちされた運動プログラムを継続して受けられるようになります。
1969 年東京生まれ。東京大学医学部卒。
医師として糖尿病やメタボリック シンドロームの診療にあたりつつ、研究者として糖尿病早期発見・認知症早期発見に取り組む。
プロジェクト「糖尿病診断アクセス革命」を展開している糖尿病学界のホープ。著書に『糖尿病診断アクセス革 命』「筑波大学附属病院とクックパッドのおいしく治す「糖尿病食」 (講談社+α新書)
矢作 直也
自治医科大学,医学部,教授
1974 年神奈川県生まれ。医学博士。
理学療法士として患者のリハビリテーションに取り組む一方、教鞭をとり、学生の教育や臨床現場での指導に尽力。
研究者として高齢者 の健康運動の効果、糖尿病予防、認知症早期発見について等、数々の研究を進める。
リハビリテーション分野、注目の人物。
鈴木 康裕
筑波大学 システム情報系助教・理学療法士
自宅でできる!
スマホがあれば
誰ひとり、とりこぼすことのない未来へ
地方における「介護難民」という課題
一般的に、リハビリ型のデイサービス事業所が健全に運営されるためには、送迎範囲内の高齢者人口が多い方が有利と言われています。なぜなら、介護サービスは国が報酬を決めており、利用者が多い地域でなければ、運営が厳しくなるからです。
例えば、送迎範囲が広すぎると、送り迎えにかかる時間や費用が増え、受け入れられる人数を減らすか、送迎車やスタッフを増やす必要が出てきます。
リハニックでも、送迎区域外のためにサービスを提供できないことがあります。中規模な商圏に位置していても、このような状況が発生します。
送迎不可となった方々は、他に利用できるデイサービスがない場合、適切なケアやアドバイスが受けられず、身体状況や認知状況が悪化してしまうことがあります。
「そんな方々を救いたい」と高い志を持って事業所を開設する方もいますが、上述の通り、過疎地での運営はボランティアに近い状態になることが多いです。これにより、スタッフが疲弊してしまい、善意だけでは続けられない現実に直面します。
提供する側もされる側も幸せであるためには、持続可能な運営が必要です。
新たな希望「スクバラ」
このような中で私たちが出会ったのが、「スクバラ」です。「スクバラ」は、自宅でも効果的に介護予防ができる遠隔管理式トレーニングシステムです。遠隔で健康管理を行うことができ、科学的な根拠に基づいて設計されています。
文部科学省認定のもと、筑波大学/自治医科大学が推進し、国の後押しを受けているこのプロジェクトにリハニックに関わる人達が協力することで、自宅でも介護予防ができる未来が築けるのではないか?と考えました。送迎が難しい方にも支援を届けることができると。
“大好きな地元” で 働こう
介護サービスの運営は、提供する側とされる側の両方が幸せであることが重要と考えます。血の繋がっていない赤の他人に本当の意味での愛情を手向けて差し上げようするためには、提供する側の方々にまず安定した生活と幸せがなければなりません。奉仕の精神は素晴らしいものですが、続けるには、いつか限界がきてしまいます。
私たちは、「スクバラ」の導入により、遠隔でのケアが可能となり、過疎地でも持続可能な運営が実現できる社会を実現したいと考えています。
先人達の努力や苦労のすえ、世の中はグローバル化により豊かになった一方で、物価の上昇と賃金の格差が問題となっています。若者は地方から都会に流れ、過疎地では介護が難しくなるという現状があります。
私たちは、地方でも都会に負けない賃金や福利厚生、働くやりがいの実現を目指しながら、地方のお年寄りを支えたいと考えています。「スクバラ」は、こうした夢を実現するための手段となり得ると思っています。
みんなが幸せになるための第一歩を
リハニックでは、「リハビリをクリニックのようにもっと身近にしたい」という考えがあります。
リハニックの店舗では、たくさんの問題・課題もありますが、手前味噌ではありますが、リハニックのサービスは、関わる方々(利用者様、ご家族様、ケアマネジャー様、働くスタッフ)に概ね喜んでいただける傾向にあります。
通い始めたご利用者様は、最初の半年程度で、ほとんどの方々が身体的な数値が向上しますし、土日休みの環境下で、夜勤や、深夜勤務なしという職場は、特に子育て世代に喜ばれています。
リハニック展開から10年。リハニックがなければ、都市への転居をされていたかもしれない世帯が、地方にとどまり暮らす。私たちとしては、非常に嬉しい気持ちです。
こんな職場は、もっともっと地方に増えていくべきじゃないか?そう考えています。
スクバラを導入することで、地方でも都会に負けない賃金を実現し、高齢者が住み慣れたふるさとで安心して暮らせる環境を提供したい。
このプロジェクトが成功すれば、リハニックのスタッフは最新の知識とスキルを習得し、より多くの高齢者の健康を支えることができます。高齢者の皆様は、自宅でのトレーニングを通じて健康寿命を延ばし、充実した生活を送ることができるようになります。
さらに、日本全体としては、高齢化社会における健康対策のモデルケースとなり、地域格差の解消に寄与します。そして、世界的にも高齢化が進む中で、私たちの取り組みが国際的な課題解決の一助となるかもしれません。
そう考えると、私たちは、今、大きな一歩を踏み出す瞬間にいるのかもしれません。
この、大きな一歩を、さらに前進していけるよう、私たちはこの研究に共感し、参加致します。
リハニック事業部は、これからも高齢者の健康と幸福を追求し続けます。
スクバラプロジェクトだけではなく、これからも様々な取り組みを通じて、皆さまにより良いサービスを提供できるよう、全力を尽くしてまいります。ご理解とご支援を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。
ご質問やご意見がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
私たちはいつでも、皆さまのお役に立てるよう準備を整えております。
これからもリハニックをどうぞよろしくお願いいたします。