桜前線と、もうひとつの春。リハニック名取に咲いた“手づくりの桜”
- 1 日前
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こんにちは。
3月に入り、少しずつ春の気配を感じるようになってきました。(東北はまだ朝の気温はマイナスで冷えますが…)
今年の桜前線は、少し急ぎ足でしょうか。高知、甲府、岐阜に続き、名古屋でもソメイヨシノが開花したそうです。私の好きな卒業ソングに「教室の窓から桜ノ雨」という歌詞が出てきますが、現実になる日も近そうですね。
リハニックは、北は北海道・苫小牧から、南は福島県須賀川まで、全部で10店舗。
それぞれの地域で、こんなふうに桜の開花が予想されています。
福島県須賀川:3月下旬
宮城県(名取・仙台エリア):4月上旬
岩手県(一関など):4月中旬
北海道苫小牧:4月下旬〜5月上旬
つまりリハニックでは、約1ヶ月以上にわたって桜を楽しめるんです!
そんな中、名取では少し早めに、もうひとつの桜が咲き始めています。
利用者様とスタッフでつくる「桜の木」
こちらが、現在リハニック名取で制作している桜の木です。

壁いっぱいに広がる、大きな桜。実はこれ、利用者様とスタッフの合作なんです。
幹の高さは、なんと約2メートル。施設の一角に立つと、思わず見上げてしまうほどの存在感です。
手指のリハビリとしての「工作」
この桜づくりは、単なる飾りではありません。
実は、リハビリの一環として行っている活動です。
新聞紙を丸めて幹をつくる
お花紙を一枚ずつ広げる
花びらを丁寧に貼り付ける
こうした一つひとつの作業が、手指の細かな動きの訓練(巧緻動作)につながっています。
リハビリというと「運動」のイメージが強いですが、こうした“生活に近い動き”も、とても大切な機能訓練です。
![]() | ![]() | 幹の部分は新聞紙です。 花や葉は、お花紙です。 |
実は、3ヶ月がかりの大作です
この桜の木、実はすぐに完成したものではありません。
スタッフ2〜3名と、利用者様数名で、準備期間を含めて約3ヶ月かけて制作しています。
少しずつ、少しずつ。
その日の体調や気分に合わせながら、無理のないペースで進めてきました。
だからこそ、この桜には関わった人それぞれの時間と想いが詰まっています。
季節を感じることも、大切なリハビリ
この取り組みには、もうひとつ大切な意味があります。
それは、季節を感じることです。
認知機能の低下などにより、「今がいつなのか」「どんな季節なのか」が分かりづらくなってしまう方もいらっしゃいます。
そんな中で、
「もうすぐ春ですね」「桜が咲きますね」
と、視覚的に感じられる環境をつくることは、とても大きな意味があります。
この桜は、ただ綺麗なだけではなく、“季節を取り戻すきっかけ”にもなっているのです。
「これ、手作りなの?」という驚き
完成に近づくにつれて、施設内でもこんな声が増えてきました。
「これ、本当に手作りなの?」「すごいねぇ!」
そして最近では、
「ここで花見できるね(笑)」
なんて声も。
その場にいるみんなで笑い合える、そんな空気が自然と生まれています。
3月16日、桜は満開へ
3月6日時点では、まだ咲き始めだった桜。
それからも制作は続き、3月16日現在、満開に近づいてきました。
少しずつ増えていく花びら。少しずつ華やかになっていく空間。
その変化を、利用者様とスタッフが一緒に見守っています。
リハニックのリハビリは「一緒につくる」こと
この桜の木を見ていると、リハニックのリハビリの特徴がよく表れているなと感じます。
それは、
「一方的に提供するリハビリではない」こと。
利用者様と一緒に考え、一緒に手を動かし、一緒に完成させていく。
その過程そのものが、リハビリになり、楽しみになり、そして思い出になっていきます。
春は、もうすぐそこまで
外の桜が咲くまで、あと少し。
でもリハニック名取では、もう春が始まっています。
これから各地でも桜が咲き、リハニックのそれぞれの拠点で、違った春の景色が見られるはずです。
時間差で巡っていく桜前線とともに、リハニックの春も、ゆっくり北上していきます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
もしこの風景を見て、「いい取り組みだな」「なんだかあたたかいな」
そんなふうに感じていただけたら、ぜひ一言でも感想をいただけると嬉しいです。
現場で関わっているスタッフにとっても、
そして私たちにとっても、
とても大きな励みになります。
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