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ブログ

「もう一度、治療に向き合いたい」仲間へ届けたい想い

  • 執筆者の写真: Funnel WORKS
    Funnel WORKS
  • 9月9日
  • 読了時間: 4分

はじめまして。リハニック鍼灸部門の佐藤省吾です。たくさんのホームページの中から、わざわざこのページを見に来てくださって、本当にありがとうございます。


僕自身、事前に「どんな人がサービスを提供しているのか」「どんな想いで仕事に向き合っているのか」を知れることは、とても大切なことだと感じています。


だからこのメッセージでは、少し肩の力を抜いて、普段の自分のまま、言葉にしてみました。鍼灸部門を任せてもらっている立場として、あらためて自分の考えを整理しながら綴りました。最後まで読んでいただけたら嬉しいです。よろしくお願いします。


僕が「訪問鍼灸師」という生き方を選んだのは、ひとつの後悔がきっかけでした。それは、90代の患者さんとの別れです。彼女は、僕が接骨院で働いていた頃、毎日のように通ってくれていた常連さんでした。でもある日、体調が急に悪化して通えなくなり、「先生、来てくれませんか?」とご家族からお願いされたんです。だけど、当時の職場の方針では訪問は対応外。僕も制度も何も分からず、その願いに応えることができなかった。「行きます」と言えなかった自分に、ものすごく悔しさが残りました。


僕が“訪問”という選択肢に惹かれたのは、この体験からです。


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「仕事が好き、でも、働き方に疑問があった。」


鍼灸師としてのキャリアは、簡単な道ではありませんでした。管理職も経験しましたが、朝から深夜まで休みもなく働き詰めの日々。患者さんの笑顔は何よりの報酬なのに、自分の表情はどんどん失われていく。「このままじゃ、自分が壊れる」そう思ったタイミングで、もう一度“治療”の意味を見つめ直すことにしました。


リハニックに出会ったのは、その頃です。「必要な人に、必要な場所で、必要な治療を」その理念が、僕の中に残っていた“後悔”を癒してくれた気がしました。


キャリアのルーツ:「おばあちゃん子」だった少年時代


じつは、僕の根っこには“おばあちゃん”がずっといます。家庭環境があまりよくなかった幼少期、僕を受け止め、無条件に信じてくれたのは、母方の祖母でした。ごはんを作ってくれたこと、怒られたことがないこと、転職する時も「やってみたいと思うなら、やってごらん」と背中を押してくれたのも、祖母でした。


リハニックに来るときも、その一言があったからこそ踏み出せました。祖母のように、誰かを“全肯定”できる人でありたい。そんな想いは、今も僕の中に深く根づいています。


「トレーナー→柔整→鍼灸」三本柱の視点で


僕のキャリアは、少し変わっています。もともとはスポーツトレーナーからスタートしました。野球部の後輩たちや、プロ選手の動きのケアに関わりながら、「身体の機能」そのものに強い関心を持つようになりました。


その後、柔道整復師の資格を取得し、接骨院で修行。毎日何十人もの患者さんを診る中で、“手技と流れ”を体に叩き込みました。人の体に触れるということの重み、緊張感、責任をここで学びました。


そして3年後、鍼灸と出会いました。きっかけは、偶然の施術体験。スポーツで痛めた腕に、数本の鍼を打たれただけで、すっと痛みが引いた。そのとき「これは、自分の人生をかけるに値する」と感じました。


「鍼灸は、体の中に触れる医療」


柔整が“外”から整えるなら、鍼灸は“内側”から整える。どちらも経験してきたからこそ、患者さんを多面的に見ることができる自負があります。


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治療が好きだけど、仕事に疲れているあなたへ」


今、資格を持ちながら現場を離れている人も少なくありません。昔の僕のように、「治療は好きだけど、仕事が嫌だ」と感じている人もいるはずです。でも本来、治療ってもっと自由で、優しい行為のはず。技術に向き合い、自分を削りすぎずに、人に向き合える働き方はあります。リハニックの訪問鍼灸は、そんな「自分らしい治療者の在り方」を取り戻せる場所だと思っています。


もし、迷っているなら、一度、治療でも、お仕事でも、体験に来てみませんか?あなたの「もう一度、やってみたい」という気持ちを、僕は大切にしたいと思っています。

最後に


鍼灸師は、器具がなくてもできる仕事です。電気もベッドもいらない。必要なのは、自分の“手”と、“心”だけ。その手が、誰かの生活を変えることがある。その心が、相手の孤独を和らげることもある。そんな一瞬の重なりが、この仕事を、ただの医療ではなく、「生き方」にしてくれます。『鍼灸師』としての本当の魅力が、リハニック訪問鍼灸にはあると思います。あなたが治療家として再び輝ける日が来ますように。


リハニック鍼灸部門責任者 佐藤 省吾

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