冬こそ気をつけたい!運動不足と「たんぱく質不足」──元気に過ごすための体づくりのお話
- a-sugawara
- 5 日前
- 読了時間: 3分
12月に入り、東北もいよいよ冬の景色です。刈り取られた田んぼでは白鳥が落ちている稲穂をついばみ、朝は霜で真っ白になる日が増えてきました。朝に子供を見送るときの外のキンと冷えた空気、冬の匂い。猫も丸くなって寝てばかりです。気温がぐっと下がるこの季節は、どうしても外出が減り、つい家にこもりがち…です。
リハニックに通われている皆さまの中でも、天候の影響でお休みされる方が増えてくる時期です。寒さや積雪は仕方のないことですが、その一方で 「運動の機会が減る」=筋力が落ちやすい季節でもある ということをご存じでしょうか?
今回は、そんな冬を元気に乗り切るために大切な「運動」と「たんぱく質」のお話 をお届けします。

冬は“運動不足”になりやすい季節。筋力低下のリスクも
寒さで身体が動かしにくくなり、外出や散歩の機会が減ると、気づかないうちに筋力は少しずつ落ちていきます。
転倒しやすくなる立ち上がり動作が重たくなる疲れやすくなる
こうした変化は、冬に特に起こりやすいものです。
さらに、運動不足とセットで問題になりやすいのが 「たんぱく質不足」。
「食欲が落ちて簡単な食事に済ませてしまう」「寒くて買い物が億劫になる」
そんな“冬の食生活の変化”が、栄養不足につながることもあります。
「免疫力」と「筋力」を支えるのは“たんぱく質”
厚生労働省の資料でも高齢者は特にたんぱく質をしっかり摂るべき と明記されています。
理由は2つ。
① 免疫細胞の材料になる
風邪・感染症が増える冬。実は、免疫細胞そのものが「たんぱく質」から作られています。
不足すると、
・風邪をひきやすくなる
・肺炎や感染症のリスクが高まる
といった影響が出てしまいます。
② 筋肉を維持するために必須
たんぱく質が不足すると筋肉量が減り、
・転倒しやすくなる
・歩くスピードが落ちる
・疲れやすくなる
という「フレイル(虚弱)」につながります。
“運動不足” × “たんぱく質不足”この組み合わせは、冬の体調不良の大きな原因といえます。
1日にどれくらい必要?たんぱく質の目安
厚生労働省では、
高齢者は体重1kgあたり1g以上/日のたんぱく質が必要とされています。
(例)体重60kgの方 → 1日60g以上
食品のたんぱく質量の目安
・豆腐100g → 約5g
・鶏肉100g → 約25g
「毎日60gって、意外と多いね」という声もありますが、実際に不足している方がとても多いのが現状です。
食事で難しいときは“手軽なたんぱく質”も助けになる
たんぱく質不足が特に目立つのは、
一人暮らしの高齢者・夫婦二人暮らしのご家庭 だと言われています。
「買い物が大変で、肉や魚が減ってしまう」
「料理が手間で、簡単な食事になりがち」
そんなときは、ゆで卵・納豆・サバ缶・ヨーグルト・プロテイン(必要に応じて)
など “手軽にとれるたんぱく源” を上手に取り入れるのもおすすめです。
冬こそ「運動の習慣」を絶やさないことが大切
たんぱく質は“材料”。筋肉を作るためには、運動という刺激 が必要です。
しかし冬は、「道路が滑って怖い」「寒くて体が動かない」「外に出る気力が湧かない」
…という声もよく聞きます。
だからこそ、安全に・無理なく・体の状態に合わせて運動できる環境がとても大切になります。
冬も元気に!リハニックで一緒に体を動かしませんか?
リハニックでは、・雪の日でも安心して通える送迎・短時間(3時間)の集中型リハビリ・個別の状態に合わせた運動プログラムを提供しています。
「外に出るのはちょっと不安…」そんな方でも、スタッフがしっかりサポートします。
冬は、体力も気持ちも落ち込みやすい季節。
だからこそ、この時期の“運動習慣”は一年の健康を左右します。
ぜひリハニックで一緒に体を温め、春に向けて元気な体づくりを始めましょう!
みんなでお待ちしています!



