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夏休みに孫が来る!高齢者が疲れすぎず、一緒に楽しく過ごすコツ

  • 6 分前
  • 読了時間: 6分

スーパーの季節用品売り場に、「おぼんだま」と書かれたポチ袋が並んでいました。

お正月のお年玉ならぬ、お盆玉。

子どもを持つ親の立場としては、「お正月にもいただいたのに、夏まで……すみません」と、ちょっと遠慮してしまうところです。でも、おじいちゃん、おばあちゃんにとっては、孫が遊びに来る日を指折り数えて待つ楽しみの一つなのかもしれません。


ちなみに「お盆玉」という名前は、紙製品メーカーのマルアイが、お盆に子どもや孫へお小遣いなどを贈る習慣を「お年玉」になぞらえて名付けたもの。2010年に商品を発売し、商標登録しています。紙製品メーカーが夏のポチ袋文化をつくっていたとは、ちょっと意外です。2026年の調査では、渡す金額は1,000円から4,999円が中心でした。やはり、お正月よりは少し軽めの「夏のお楽しみ」という感覚なのでしょうか。 株式会社マルアイ・コーポレートサイト


さて、久しぶりに孫が遊びに来る日は、うれしくて、いつも以上に張り切ってしまうものです。

好きなご飯を作ってあげよう。一緒にお出かけもいいな。夜はやっぱり花火かな。

楽しい時間だからこそ、疲れや暑さに気づかないまま、無理をしてしまうこともあります。


今回は、夏休みに孫を迎える高齢者の方が、疲れすぎず、安全に楽しい時間を過ごすためのポイントをご紹介します。



孫が来る日は、普段よりたくさん動いています


孫が遊びに来ると、普段の生活とは少し違う動きが増えます。


玄関まで何度も迎えに行く。飲み物やお菓子を用意する。

食事の支度や片付けをする。おもちゃを拾う。

床に座ったり、立ち上がったりする。一緒に外出する。


一つひとつは大きな運動ではなくても、重なると身体には思った以上の負担がかかります。

本人は楽しくて気づかなくても、孫が帰ったあとに、

「急に疲れが出た」「腰や膝が痛くなった」「翌日は何もする気になれなかった」

ということもあります。


大切なのは、孫と一緒に過ごすことを控えることではありません。

最初から休む時間も予定に入れておくことです。



「ずっと一緒」ではなく、途中でひと休み


せっかく孫が来たのだから、できるだけ一緒に過ごしたい。

そう思うのは自然なことです。

でも、朝から晩まで休まず付き合う必要はありません。


たとえば、

「お昼を食べたら、少し昼寝をするね」

「この時間は、おじいちゃんの休憩時間」

「買い物は一緒に行くけれど、帰ったら少し休むね」

と、あらかじめ家族へ伝えておくと休みやすくなります。


孫が動画を見たり、ゲームをしたり、お昼寝をしたりする時間を、高齢者の休憩時間にしてもよいでしょう。


疲れてから休むのではなく、疲れきる前に休むのがポイントです。



床に座るより、椅子を使いましょう


小さな子どもと遊ぶときは、つい床へ座りたくなります。

しかし、床からの立ち上がりは、椅子から立つよりも脚や腰に負担がかかります。

特に、膝や腰に痛みがある方、脚の力が弱っている方、ふらつきがある方は注意が必要です。


無理に子どもと同じ高さまで下りなくても、

  • 子どもにテーブルまで来てもらう

  • 椅子に座って絵本を読む

  • テーブルで折り紙やお絵描きをする

  • ソファに並んで写真を見る

など、一緒に楽しめることはたくさんあります。


床に座る場合も、立ち上がるときにつかまれる安定した家具があるか、周囲に物が散らかっていないかを確認しておきましょう。



抱っこや持ち上げは、無理をしない


久しぶりに会った孫から「抱っこ!」と言われると、応えてあげたくなるかもしれません。

でも、子どもは成長が早いものです。

前回は抱き上げられたとしても、今回は思った以上に重くなっていることがあります。

無理に抱き上げると、腰や肩を痛めたり、バランスを崩したりする可能性があります。


立ったまま抱っこする代わりに、

  • 椅子に座って膝へ乗せる

  • 隣に座って抱きしめる

  • 手をつないで歩く

  • 一緒に写真を撮る

など、身体に負担の少ない方法を選びましょう。


「もう抱っこは無理だから、こっちにおいで」

と伝えても、孫との距離が遠くなるわけではありません。



おもちゃや荷物は、通り道に置かない


子どもがいると、普段は何もない床に、おもちゃ、バッグ、靴、充電ケーブルなどが広がります。

高齢者にとっては、少しの段差や小さな物でも、つまずく原因になることがあります。


特に気をつけたいのは、

  • 玄関から居間までの通り道

  • トイレまでの廊下

  • ベッドや布団のまわり

  • 夜に歩く場所

です。


子どもに「片付けなさい」と何度も言うよりも、最初から大きな箱やかごを用意して、

「遊び終わったら、ここに入れよう」

と決めておくと片付けやすくなります。

足元を整えることは、高齢者だけでなく、走り回る子どもの安全にもつながります。



外出は、予定を詰め込みすぎない


せっかく集まったのだからと、

午前中は買い物。午後はお墓参り。夕方から外食。

そんなふうに予定を詰め込みたくなることもあります。


しかし、夏の外出は、移動だけでも身体に負担がかかります。

一日に何か一つ大きな予定があるなら、それ以外は家でゆっくり過ごすくらいでも十分です。


車で移動する場合も、

  • 乗り降りの回数

  • 駐車場から目的地までの距離

  • 階段の有無

  • 待ち時間

  • トイレの場所

などを事前に確認しておくと安心です。


「みんなと同じ予定に最後まで参加する」ことより、途中で休んだり、先に帰ったりできる余白を残しておきましょう。



孫との時間は、元気に動き回ることだけではありません


孫と楽しく過ごすために、特別な場所へ連れて行ったり、たくさん遊んだりしなければならないわけではありません。


昔の写真を見せる。家族の思い出を話す。

一緒におやつを食べる。絵本を読む。

折り紙をする。庭の花や野菜を見せる。


そうした穏やかな時間も、子どもにとっては大切な思い出になります。

祖父母が無理をして疲れきってしまうよりも、笑顔で話せる時間が少しでも長く続く方が、家族みんなにとってうれしいはずです。



楽しい時間を、無理なく長く


久しぶりに孫が遊びに来る日は、いつもより張り切ってしまうものです。


でも、全部してあげなくても大丈夫です。


休憩を入れる。椅子を使う。抱き上げない。

足元を片付ける。予定を詰め込みすぎない。


少し工夫するだけで、身体への負担を減らしながら、一緒に過ごす時間を楽しめます。


お盆玉を用意して、食事を考えて、孫が来る日を楽しみに待つ。


その気持ちだけでも、きっと十分に伝わっています。

この夏も、家族みんなが無理なく、笑顔で過ごせますように。



孫が遊びに来ると、いつもよりたくさん動きます。


「前より立ち上がりにくくなった」

「少し歩くだけで疲れるようになった」

「孫と過ごしたあと、疲れがなかなか取れない」


そんな変化を感じたときは、年齢のせいだからと我慢せず、担当のケアマネジャーやお近くのリハニックへご相談ください。


今の身体の状態や暮らし方に合わせて、無理なく続けられる運動やリハビリを一緒に考えていきます。


また来年も、元気に孫を迎えられるように。

今できることから、少しずつ身体を整えていきましょう。



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