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お盆の帰省で「親が弱ってきたかも」と感じたら。家族が確認したい小さな変化

  • 11 分前
  • 読了時間: 5分

お盆の帰省は、久しぶりに家族とゆっくり過ごせる機会です。

いつものように迎えてくれた親を見て、ほっとする一方で、


「こんなに歩くのが遅かったかな」

「前より少し小さくなったように見える」

「家の中が、以前より片付いていない」

「同じ話を何度も聞いた気がする」


そんな小さな変化に気づくかもしれません。


毎日一緒に暮らしていると分かりにくい変化も、久しぶりに会う家族だからこそ気づける場合も。


ただ、気になったからといって、すぐに「介護が必要」「認知症かもしれない」と決めつける必要はありません。


まずは、以前との違いをゆっくり見てみましょう。



立ち上がりや歩き方が変わっていませんか?


親の身体の変化に気づきやすいのは、立つ、歩く、階段を上るといった日常の動作です。


たとえば、

  • 椅子から立つときに何度も反動をつける

  • 机や壁につかまることが増えた

  • 歩幅が小さくなった

  • すり足になった

  • 少し歩いただけで休みたがる

  • 階段や段差を避けるようになった

といった変化はないでしょうか。


「歩いてみて」と試験のように確認する必要はありません。

一緒に買い物や墓参りへ出かけたときに、歩く速さや疲れ方をさりげなく見てみるくらいで十分です。



食べる量が減っていませんか?


帰省中に一緒に食事をすると、

「食べる量が減った」

「肉や魚をあまり食べなくなった」

「同じものばかり食べている」

「むせることが増えた」

「服がゆるくなった」

と感じることがあります。


高齢になると、買い物や調理が負担になり、簡単な食事だけで済ませることもあります。

また、歯や入れ歯の状態、飲み込みにくさ、体調などが原因で、食事量が減っている場合もあります。


冷蔵庫や食品棚を勝手に点検するのではなく、

「最近は何を食べてる?」

「買い物は大変じゃない?」

「今度一緒に食べようか」

と、会話の中で聞いてみると、困りごとが見えるかもしれません。



家の中の様子も、変化の手がかりになります


以前は整っていた家に物が増えていたり、掃除が行き届かなくなっていたりすると、心配になるかもしれません。


ただし、それだけで認知機能の低下とは限りません。


腰や膝が痛い。重いごみを運べない。暑くて片付ける気力が出ない。目が見えにくい。

そんな身体的な理由も考えられます。


一方で、

  • 郵便物や請求書がたまっている

  • 同じ食品がいくつもある

  • 薬が大量に余っている

  • 家電の使い方に困っている

  • 以前できていた家事が難しくなった

といった変化が重なっている場合は、生活上の困りごとを抱えている可能性があります。


「どうして片付けないの?」と責めずに、

「最近、掃除するの大変?」

「重いものだけ手伝おうか」

と聞いてみましょう。



外出や人との交流が減っていませんか?


以前は買い物や趣味に出かけていた親が、最近はほとんど家にいる。

そんな変化も気になります。


外出が減る理由には、足腰への不安、転ぶことへの怖さ、暑さ、車の運転をやめたことなど、さまざまなものがあります。


「もっと外へ出た方がいい」と言うだけでは、本人を追い詰めてしまうことがあります。


まずは、

「最近、どこか出かけた?」

「行きたいところはある?」

「今度、一緒に買い物へ行こうか」

と話してみてください。

出かけたい気持ちはあっても、移動や体力への不安から諦めているだけかもしれません。



物忘れは、一度の会話だけで決めつけない


同じ話を何度もしたり、約束を忘れたりすると、家族は心配になります。


ただ、疲れや睡眠不足、体調不良などでも、一時的に物忘れが増えることがあります。


一度の会話だけで判断せず、

  • 同じ質問を短時間に何度もする

  • お金や薬の管理が難しくなった

  • 慣れた場所で迷う

  • 料理や家電の使い方が分からなくなった

  • 以前より元気がない、怒りっぽくなった

など、生活の中で困ることが増えていないかを見てみましょう。


気になる変化が続く場合は、かかりつけ医や地域包括支援センターへ相談できます。



急な変化があるときは、すぐに医療機関へ


少しずつ現れる変化とは別に、

  • 顔の片側がゆがむ

  • 片方の手足に力が入らない

  • 言葉が出ない、ろれつが回らない

  • 急に立てない、歩けない

  • 意識がもうろうとしている

といった症状が突然現れた場合は、様子を見ずに119番へ連絡してください。


強い息苦しさや胸の痛み、食事や水分がほとんど取れない場合も、早めの相談が必要です。



「弱ったね」ではなく、困っていることを聞いてみる


家族としては心配だからこそ、

「前より弱ったね」

「もう一人暮らしは無理じゃない?」

「ちゃんと運動してるの?」

と言いたくなるかもしれません。


でも、本人にとって、できなくなったことを指摘されるのはつらいものです。


伝えるときは、

「前より歩くのが大変そうに見えたけど、どう?」

「最近、生活で困っていることはない?」

「今のうちに相談できるところを探してみない?」

と、本人の気持ちを聞く形にしてみましょう。


すぐに介護サービスを利用するかどうかまで決める必要はありません。

まずは、何に困っているのかを知るだけでも、次の一歩になります。



久しぶりに会ったからこそ、気づけることがあります


お盆の帰省は、親の様子を細かく点検するためのものではありません。


それでも、


歩く速さ。

食事の量。

家の中の様子。

外出の回数。

会話の変化。


ふと気になったことがあれば、その感覚をなかったことにしなくても大丈夫です。


「最近、親の歩き方が変わった」

「外へ出る機会が減っている」

「このまま一人暮らしを続けられるか心配」


そんな変化が気になったとき、すでに担当のケアマネジャーがいる方は、まずは気づいたことを相談してみてください。


まだ介護認定を受けていない場合や、相談先が分からない場合は、お住まいの地域の地域包括支援センターへ相談できます。


リハニックは、介護保険を利用するリハビリ特化型デイサービスです。

サービスを検討することになった際には、担当のケアマネジャーを通じて、見学や体験についてご相談いただけます。


本人らしい暮らしを長く続けるために、家族だけで抱え込まず、まずは身近な相談先へつないでいきましょう。


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