お盆の帰省で「親が弱ってきたかも」と感じたら。家族が確認したい小さな変化
- 11 分前
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お盆の帰省は、久しぶりに家族とゆっくり過ごせる機会です。
いつものように迎えてくれた親を見て、ほっとする一方で、
「こんなに歩くのが遅かったかな」
「前より少し小さくなったように見える」
「家の中が、以前より片付いていない」
「同じ話を何度も聞いた気がする」
そんな小さな変化に気づくかもしれません。
毎日一緒に暮らしていると分かりにくい変化も、久しぶりに会う家族だからこそ気づける場合も。
ただ、気になったからといって、すぐに「介護が必要」「認知症かもしれない」と決めつける必要はありません。
まずは、以前との違いをゆっくり見てみましょう。
立ち上がりや歩き方が変わっていませんか?
親の身体の変化に気づきやすいのは、立つ、歩く、階段を上るといった日常の動作です。
たとえば、
椅子から立つときに何度も反動をつける
机や壁につかまることが増えた
歩幅が小さくなった
すり足になった
少し歩いただけで休みたがる
階段や段差を避けるようになった
といった変化はないでしょうか。
「歩いてみて」と試験のように確認する必要はありません。
一緒に買い物や墓参りへ出かけたときに、歩く速さや疲れ方をさりげなく見てみるくらいで十分です。
食べる量が減っていませんか?
帰省中に一緒に食事をすると、
「食べる量が減った」
「肉や魚をあまり食べなくなった」
「同じものばかり食べている」
「むせることが増えた」
「服がゆるくなった」
と感じることがあります。
高齢になると、買い物や調理が負担になり、簡単な食事だけで済ませることもあります。
また、歯や入れ歯の状態、飲み込みにくさ、体調などが原因で、食事量が減っている場合もあります。
冷蔵庫や食品棚を勝手に点検するのではなく、
「最近は何を食べてる?」
「買い物は大変じゃない?」
「今度一緒に食べようか」
と、会話の中で聞いてみると、困りごとが見えるかもしれません。
家の中の様子も、変化の手がかりになります
以前は整っていた家に物が増えていたり、掃除が行き届かなくなっていたりすると、心配になるかもしれません。
ただし、それだけで認知機能の低下とは限りません。
腰や膝が痛い。重いごみを運べない。暑くて片付ける気力が出ない。目が見えにくい。
そんな身体的な理由も考えられます。
一方で、
郵便物や請求書がたまっている
同じ食品がいくつもある
薬が大量に余っている
家電の使い方に困っている
以前できていた家事が難しくなった
といった変化が重なっている場合は、生活上の困りごとを抱えている可能性があります。
「どうして片付けないの?」と責めずに、
「最近、掃除するの大変?」
「重いものだけ手伝おうか」
と聞いてみましょう。
外出や人との交流が減っていませんか?
以前は買い物や趣味に出かけていた親が、最近はほとんど家にいる。
そんな変化も気になります。
外出が減る理由には、足腰への不安、転ぶことへの怖さ、暑さ、車の運転をやめたことなど、さまざまなものがあります。
「もっと外へ出た方がいい」と言うだけでは、本人を追い詰めてしまうことがあります。
まずは、
「最近、どこか出かけた?」
「行きたいところはある?」
「今度、一緒に買い物へ行こうか」
と話してみてください。
出かけたい気持ちはあっても、移動や体力への不安から諦めているだけかもしれません。
物忘れは、一度の会話だけで決めつけない
同じ話を何度もしたり、約束を忘れたりすると、家族は心配になります。
ただ、疲れや睡眠不足、体調不良などでも、一時的に物忘れが増えることがあります。
一度の会話だけで判断せず、
同じ質問を短時間に何度もする
お金や薬の管理が難しくなった
慣れた場所で迷う
料理や家電の使い方が分からなくなった
以前より元気がない、怒りっぽくなった
など、生活の中で困ることが増えていないかを見てみましょう。
気になる変化が続く場合は、かかりつけ医や地域包括支援センターへ相談できます。
急な変化があるときは、すぐに医療機関へ
少しずつ現れる変化とは別に、
顔の片側がゆがむ
片方の手足に力が入らない
言葉が出ない、ろれつが回らない
急に立てない、歩けない
意識がもうろうとしている
といった症状が突然現れた場合は、様子を見ずに119番へ連絡してください。
強い息苦しさや胸の痛み、食事や水分がほとんど取れない場合も、早めの相談が必要です。
「弱ったね」ではなく、困っていることを聞いてみる
家族としては心配だからこそ、
「前より弱ったね」
「もう一人暮らしは無理じゃない?」
「ちゃんと運動してるの?」
と言いたくなるかもしれません。
でも、本人にとって、できなくなったことを指摘されるのはつらいものです。
伝えるときは、
「前より歩くのが大変そうに見えたけど、どう?」
「最近、生活で困っていることはない?」
「今のうちに相談できるところを探してみない?」
と、本人の気持ちを聞く形にしてみましょう。
すぐに介護サービスを利用するかどうかまで決める必要はありません。
まずは、何に困っているのかを知るだけでも、次の一歩になります。
久しぶりに会ったからこそ、気づけることがあります
お盆の帰省は、親の様子を細かく点検するためのものではありません。
それでも、
歩く速さ。
食事の量。
家の中の様子。
外出の回数。
会話の変化。
ふと気になったことがあれば、その感覚をなかったことにしなくても大丈夫です。
「最近、親の歩き方が変わった」
「外へ出る機会が減っている」
「このまま一人暮らしを続けられるか心配」
そんな変化が気になったとき、すでに担当のケアマネジャーがいる方は、まずは気づいたことを相談してみてください。
まだ介護認定を受けていない場合や、相談先が分からない場合は、お住まいの地域の地域包括支援センターへ相談できます。
リハニックは、介護保険を利用するリハビリ特化型デイサービスです。
サービスを検討することになった際には、担当のケアマネジャーを通じて、見学や体験についてご相談いただけます。
本人らしい暮らしを長く続けるために、家族だけで抱え込まず、まずは身近な相談先へつないでいきましょう。



