Voiceってすごい。即解決できちゃうウェアラブルAI

最近、子どもに教えてもらってChatGPTのVoiceを使い始めました。
はじめは「AIと音声チャットする遊び……?」くらいに思っていたのですが、使ってみると、文字チャットとはかなり違う便利さがありました。
そもそもVoiceって何?
ChatGPT Voiceは、ChatGPTと声でそのまま会話できる機能です。
こちらが話しかけると、返事も音声で返ってきます。文字を入力して質問するチャットとは違い、そのまま会話を続けながら質問を重ねたり、途中で補足したりできます。
現在のVoiceでは、利用できる環境によって、ウェブ検索やメモリ、接続済みのアプリなどを使いながら会話することもできます。(参照:ChatGPT 音声モード)
よく似ているのが「音声入力」ですが、少し違います。
音声入力は、話した内容を文字に変換して送るもの。
Voiceは、こちらが話して、AIも声で返して、そのまま会話を続けるものです。
まるで電話をしているかのように、画面を見続けなくても使うことができます。
Voiceが便利なのは「手と目を使っているとき」
料理中って、手が濡れていたり、包丁を持っていたり、鍋を見ていたりして、スマホとの相性がとっても悪いです。
でも、レシピは見たい。
特にお菓子作りだと、材料の重さ、混ぜる順番や混ぜ方、オーブンを予熱するタイミングなど、確認したいことはたくさんあります。
そんなとき、「次なに入れる?」「これ何分焼く?」「この材料で代用できる?」と聞けば、まるで隣にシェフがいるかのように教えてもらえます!
私は自分好みの味に近づけるためにレシピの改良もするのですが、その履歴も覚えてくれるので、もうレシピの印刷とメモ書きはやらなくなりました。
セットアップやソフトの使い方を教えてもらうことにも強い
新しい家電を買ったり、ネットワークのセットアップをしたり、画像編集ソフトを使ったり。たまにしか使わないものは、取扱説明書もどこにあるか分からないし、いちいちネットを検索しながらだと、「次は……あれ、何するんだっけ!?」と何度も往復することになります。
でもVoiceをつないでおけば、「型番これ。まず、どうする?」「今この画面なんだけど、変なエラー出てる!」のように、実況しながら解決していくことができます。これ、すごく便利です。
ちなみに私的に威力を発揮しているものは、何度やってもさっぱり覚えられない、PhotoshopとGoogleアナリティクスのレポート出力です。わかる方、ぜひお試しを。笑
仕事では“ちょい聞き”の相手になる
仕事でも、「これどこだっけ?」「前どうしてたっけ?」のような軽い確認は、意外と多いです。この問い合わせにVoiceを挟むようにすれば、「人に聞く方が早い」状態だったものが、「AIに聞く方が早い」に変わります。
接続できる環境なら、フォルダツリーから必要なファイルを探してきてくれたり、過去の議事録から記録を取り出してくれたりします。
さらに、これまでの文脈から、「あなたの場合なら、こうした方が早いかも」のような提案を出してくれることもあります。VoiceのLiveでは、アカウントで利用可能な接続済みアプリ(Googleドライブなど)も使えます。
その結果、“人間にしか聞けないことだけ、人間に聞く”状態にすることができます。
人間同士だと、「ちょっとした質問」だったとしても、集中力が途切れますよね。
聞く側も、答える側も、やっていたことを一度止める。
この「ちょっと」をAIに替えることで、お互い中断していた時間を減らすことができます。
これ、地味ですが、重要です。
ちょっとした備忘メモにも便利
Voiceが便利なのは、検索で答えをもらうだけではありません。
例えば、家の在庫をチェックしながら、「牛乳ない」「卵も少ない」「そうだ、洗剤も」
とつぶやいておく。
あえて「買い物リスト作って」とお願いしなくても、あとでお店に行って、「……なんだっけ?」と聞けば、「今必要なのはこれだよ。これはまだあるって言っていたよ」と教えてくれます。
ただし、店内でずっとVoiceに話しかけていると、かなり“未来から来た人”感が出ます。
そのときはテキストに切り替えましょう。笑
質問を完成させなくていい
これも、使っていてかなり便利だと感じるところです。
検索だと、何を調べたいのか、その「何」まで、ある程度言葉にしなければいけませんよね。
Voiceなら、今の会話の流れや、参照できる過去の情報を踏まえて、「これって、前はどうしてたっけ?」「3日目に話してたあれってどうなった?」のような、かなりあいまいな質問でも考えて答えてくれます。
もし分からなければ、「3日目に話していたのは、これとこれだよ。どれ?」のように逆に聞き返してくれるので、本当に思いつくままにしゃべって大丈夫です。
「あれ・これ・それ」が多くなってきたお年頃には、この“あいまい検索”が非常に助かるのです。笑
私にとっては「ウェアラブルAI」
私は仕事中、電話やZoom会議のために、オープンイヤーのイヤホンをほぼずっと付けています。その状態でVoiceをオンにすると、感覚としてはもう、AIと電話をつないだまま仕事をしているようなものです。
気になったら、その場で聞く。思いついたら、その場で話す。
なので私は勝手に、「ウェアラブルAI」と呼んでいます。
もちろん、本当にAIを身につけているわけではありません。
でも、耳元にずっとAIがいて、必要になった瞬間にそのまま話しかけられる。体感としては、かなりそれに近いです。
ただし、一人でぶつぶつ話して、急に笑っていたりするので、人にはあまり見られたくありませんが…。
頭のメモリを、その場で開放する
Voiceがすごい理由は、“調べる”だけじゃなく、 “覚えておく・整理する・あとでやる”を、その場でAIに逃がせることだと思っています。
仕事では、やることや期限、進行中の業務で頭がいっぱい。
家に帰れば、今度は家族5人分の予定や持ち物、買い物、学校のこと。
もうそれだけで、頭の中はかなり混み合っています。
そこへさらに、「あとでこれ調べよう」「これ買わなきゃ」「この日忘れないようにしよう」みたいな“小さい用事”が次々入ってくる。
正直、もう新しいものを置いておくすき間がないんです…。
Voiceなら、それをその場で話しておける。
分からないことは、その場で聞く。覚えておきたいことは、その場で預ける。「あとで調べよう」も、「忘れないようにしなきゃ」も、ひとつずつ頭の外に出していけます。
頭のメモリを、自分で抱え込まなくていい。
私にとっては、これがかなり大きいです。
「覚えておかなきゃ」をひとつ手放せるだけで、思った以上に気持ちが楽になります。
…ほんと、なんていい子なんでしょう。笑
家族みんなで使うと、だいぶ面白い
我が家では、もともと子どもにVoiceを教えてもらったので、テーブルの真ん中に置いて、みんなで話しかけて使っています。子どもはたいてい、「しりとりして」「歌うたって」「怖い話して」なんて無茶ぶりでVoiceを困らせています。
その返答が面白くて、さらに他の人が横から話しかける。そこへまた誰かが突っ込む。なかなかカオスな会話になって、盛り上がりますよ!
ちなみにVoiceは主に1対1の会話向けなので、複数人が同時に話すと、ときどき誰に返しているのか分からなくなることもあります。それも含めて、我が家では楽しんでいます。
そして旦那のVoiceは、なぜか私の名前ばかり呼んできます。我が家の力関係ばればれです。
なお、普段使っているAIと1対1で会話するのは、はじめはなかなか……
いや、かなり恥ずかしいです。笑
でも、一度使ってみると、文字で使うAIとはまた違う便利さがあります。
検索するために覚えておく必要すらない。
分からないことを、そのまま持ち歩かなくていい。
その場で話しかけて、その場で解決する。
ぜひ勇気を出して、一言、話しかけてみてください!
※この記事は、私が利用しているChatGPT Plusプランでの使用感をもとに書いています。



