リハビリ特化型デイサービスの費用は保険適用?介護保険と医療保険の違いをわかりやすく解説
- a-sugawara
- 4月14日
- 読了時間: 7分
更新日:8月1日

はじめに:リハビリデイの費用、「保険は使える?」という疑問にお答えします
「身体機能の維持のために、リハビリ特化型デイサービスを利用してみたい」
「退院後もリハビリを続けたいけど、費用がどのくらいかかるのか心配…」
リハビリ特化型デイサービスの利用を考え始めたとき、多くの方がその効果や内容と同時に、「費用」や「保険」についての疑問や不安を感じるのではないでしょうか。特に、公的な保険制度は複雑で、「自分の場合はどうなるの?」と戸惑ってしまうことも少なくありません。
この記事では、そんなリハビリ特化型デイサービスの費用や保険に関する疑問に、一つひとつ丁寧にお答えしていきます。最後までお読みいただくことで、利用できる保険の種類や自己負担額の仕組み、そして利用開始までの具体的な手続きがスッキリと理解でき、安心してサービスを検討する第一歩を踏み出せるはずです。
結論:リハビリ特化型デイサービスは主に「介護保険」が適用されます
まず、皆さんが最も知りたい結論からお伝えします。リハビリ特化型デイサービス(制度上の名称では「通所介護」とも呼ばれます)は、原則として「介護保険」を使って利用するサービスです。
「医療保険」のリハビリとの違いは?
リハビリには、医療保険が適用されるものもあります。この二つの違いを簡単に整理してみましょう。
- 医療保険のリハビリ - 目的: 病気や大きな怪我(脳卒中や骨折など)の発症直後や手術後に行われる「治療」が目的です。 
- 場所: 主に病院やクリニックなど医療機関で実施されます。 
- 期間: 治療が目的のため、リハビリを受けられる日数に上限が定められています。 
 
- 介護保険のリハビリ - 目的: 病院での治療が終わり、在宅での生活が始まってからの「生活機能の維持・向上」が目的です。より生活に密着したリハビリと言えます。 
- 場所: デイサービスやデイケアセンター、老人保健施設などで実施されます。 
- 期間: 生活支援が目的のため、要介護認定を受けている限り、ケアプランに基づいて継続的に利用できます。 
 
このように目的が異なるため、原則として同じ病気や怪我に対して、医療保険と介護保険のリハビリを同時に利用することはできません。病院を退院した後の「リハビリの継続の場」として、多くの方が介護保険のリハビリデイサービスを選んでいます。
介護保険を使ってリハビリデイを利用するための3つのステップ
では、実際に介護保険を使ってリハビリデイを利用するには、どのような手続きが必要なのでしょうか。大きく分けて3つのステップがあります。
ステップ1:お住まいの市区町村で「要介護(要支援)認定」を申請する
介護保険サービスを利用するためには、まず「介護や支援が必要な状態である」と公的に認めてもらう必要があります。これが「要介護認定(または要支援認定)」です。お住まいの市区町村の介護保険担当課や、お近くの地域包括支援センターの窓口で申請手続きができます。申請後、調査員による聞き取り調査などを経て、介護の必要度が判定されます。
ステップ2:ケアマネジャーに「ケアプラン」を作成してもらう
無事に要介護(要支援)認定が下りたら、次に行うのが「ケアプラン」の作成です。ケアプランとは、ご本人の心身の状態や希望に沿って、「どのような介護サービスを、どのくらいの頻度で利用するか」を定めた計画書のことです。 このケアプランは、介護の専門家であるケアマネジャー(介護支援専門員)がご本人やご家族と相談しながら作成します。この段階で、「身体機能を維持するために、リハビリデイに通いたい」という希望をしっかりと伝えることが非常に重要です。
ステップ3:利用したいリハビリデイ事業者と契約する
ケアマネジャーが作成したケアプランに基づき、具体的なリハビリデイの事業所を選びます。いくつかの候補の中から、見学や体験利用などを通して自分に合った事業所を決め、契約を結ぶことで、サービスの利用がスタートします。
気になる自己負担額は?リハビリデイの料金・費用の仕組み
保険が使えるとなると、次に気になるのが「実際にいくら支払うのか」という自己負担額です。
自己負担は原則1割(所得に応じて2~3割)
介護保険サービスを利用した際の自己負担額は、サービスにかかった費用の原則1割です。ただし、一定以上の所得がある場合は、所得に応じて2割または3割負担となります。
料金が決まる主な要素
リハビリデイの基本的な料金は、主に以下の要素によって決まります。
- 要介護度: 要支援1・2、要介護1~5のどの区分に認定されているか。 
- 利用時間: 2~3時間の短時間型か、6~7時間の1日型かなど、施設での滞在時間。 
- サービス内容: 事業所の体制や、個別リハビリの実施など、専門的なサービス内容に応じた「加算」があるか。 
これらの組み合わせで基本料金が決まり、その1割(または2~3割)が自己負担額となります。詳しい料金は事業者によって異なるため、利用したい事業所に直接確認するのが確実です。
【注意】保険が適用されないケースとは?
基本的には保険が適用されるリハビリデイですが、食費や飲み物代、おむつ代といった日常生活費は保険の対象外となり、全額自己負担となります。また、介護保険で利用できるサービス量には要介護度ごとに上限(支給限度額)が定められており、その上限を超えてサービスを利用した分も全額自己負担となるため注意が必要です。
一関市のリハニックは介護保険を使って専門的なリハビリが受けられます
ここまで保険制度についてご説明してきましたが、「やっぱり複雑で難しそう…」と感じた方もいらっしゃるかもしれません。
一関市にある私たちリハビリ特化型デイサービス「リハニック一関」は、もちろん介護保険が適用される事業所です。そして、サービスのご提供だけでなく、こうした費用や手続きに関するご利用者様やご家族の不安にも、親身に寄り添うことを大切にしています。
面倒な手続きや費用のご不安も、私たちがサポートします
「自分の要介護度だと、自己負担は月々いくらくらいになるの?」
「ケアマネジャーさんには、どうやって希望を伝えたらいい?」
「そもそも認定申請の仕方がわからない」
このようなお悩みや疑問があれば、遠慮なく私たちにご相談ください。リハニックの専門知識を持ったスタッフが、あなたの状況に合わせて分かりやすくご説明し、安心して一歩を踏み出せるようサポートいたします。もちろん、担当のケアマネジャー様との連携も密に行いますので、ご安心ください。
料金の目安につきましては、店舗案内で公開しております「重要事項説明書」であらかじめご確認いただけます。
費用以上の価値を。「身体と脳の健康」という未来へ
リハニックは、リハビリ専門スタッフが常駐し、ご利用者様一人ひとりのために「身体機能」と「認知機能」の両面にアプローチする個別プログラムを作成します。単に費用負担を抑えるだけでなく、お支払いいただく費用以上の価値、すなわち「いつまでも自分らしく、活動的に暮らせる未来」をご提供することをお約束します。
まとめ:保険制度を賢く利用して、自分に合ったリハビリを始めましょう
リハビリデイサービスは、介護保険制度を賢く利用することで、経済的な負担を抑えながら、生活の質を高めることができる非常に有効なサービスです。制度のことで分からないことがあれば、一人で悩まず、まずは専門家に相談することが大切です。
リハニックでは、サービス内容のご説明はもちろん、介護保険の利用や費用に関するご相談も随時受け付けております。
「まずは話だけでも聞いてみたい」「ケアマネジャーに相談する前に情報を集めたい」という方も大歓迎です。ご本人様、ご家族様、そして地域のケアマネジャー様、どなたからのご連絡も心よりお待ちしております。
まずはお気軽にお電話、またはウェブサイトからお問い合わせください。
【お問い合わせ先】
リハニック一関 ☎ 0191-34-6069



