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個人情報だらけの介護業務で、AIをどう使う?「それ、実装してローカルで動かしましょ」

19 時間前
読了時間: 5分

みなさんは、お仕事でAIを使っていますか?


最近では、求職活動でも企業の「IT活用」や「DXへの対応」が、会社を見るひとつの材料になっているようです。


マイナビの2026年卒学生調査でも、企業選びでIT活用やDX化への対応を意識したという声があり、「人工知能・AI」「ChatGPT・対話型AI」なども就職活動に影響するニュースワードとして挙げられています。


私も仕事では日常的にAIを使っています。

もはや、使用というより常駐しています。何でも相談します。


私がAIを使っていて、特に「便利だなぁ」と思うことのひとつが、

これでもかー!と情報が詰め込まれた帳票を読ませて、集計したり分析したりすること。

これは普段の仕事でかなり威力を発揮します。


ただ、介護業界でAIを使おうとすると、ひとつ大きな壁があります。

個人情報です。

介護で扱う情報には、病歴や障害、身体状況、介護記録など、取り扱いに注意が必要な情報がたくさん含まれています。

でも当然、個人情報が載った帳票を、そのまま外部のAIサービスにポイッと渡すわけにはいきません。


顧客IDなどをキーにできる帳票なら、名前などを消して利用することもできます。

とはいえ。

何枚もある帳票を全部開いて、個人情報を探して、墨消しして……。

「……これ、自分で集計した方が早くない?」

となりますよね。笑



AIに読ませられないなら、「仕組み」を作ってもらえばいい


そんなジレンマを抱えながら、何か方法ないかなぁ、と図書館をさまよっていたとき。

ふと目に入ったのが、

という本でした。


パラパラと眺めていて、

「あれ?」

と思いました。


私がAIにやってほしいと思っていた処理って、全部をAIサービス上でやらなくても、一部はPythonのプログラムとして切り出せるんじゃない?


だったら。

その仕組み自体を、AIに作ってもらえばいいじゃん。

って。



ダミーデータと「完成形」をAIに渡してみる


私が用意したのは、

  • 個人情報をダミーに置き換えた元データ

  • 最後に作りたい集計表

基本はこれだけです。


AIに、

「このデータから、この集計表を作れるようにしたい。Pythonで組める?」

と相談します。


すると、コードを書いてくれます。


分からないコードがあれば、

「これ何やってるの?コメントいっぱい入れて説明して」

で、説明もしてくれます。


めちゃくちゃ便利。


もちろん、生成されたコードをそのまま信用して業務データに突っ込むのではなく、まずダミーデータで動作を確認します。

特に、元データを書き換えないこと、集計結果が合っていること、想定外のデータが入ったときにどうなるか。

この辺は人間側で確認しておきます。


でも、一度仕組みができてしまえば、本番では自分のPCの中で処理できる。

AIサービスへ個人情報入りの帳票を送らなくても済みます。


これ、私にはけっこう大きな発見でした。



介護業界あるある、「FAXの帳票」にも使えることがある


さらに、介護業界でいまだ現役のFAX。

これも帳票の形式がほぼ固定されていて、スキャン状態が安定しているものなら、自動読み取りの対象にできることがあります。


PDFの文字情報を取得したり、必要に応じてOCRを使ったり。

どの方法が合うかは帳票次第ですが、ここもAIに、

「こういう帳票なんだけど、どう取るのがいい?」

と相談できます。


そして、仕組みを作るためにサンプルをAIへ見せる場合は、もちろん個人情報をダミーデータに置き換えてから。


ここ、大事です。



作ったものは「普通のソフト」みたいにもできる


さらに面白かったのが、その後。


作った仕組みは、自分だけが黒い画面を開いてコードを実行しなくても、他の人が使える形にできます。


例えば、

ダブルクリック → ファイルを選ぶ → 集計結果が出る

みたいな、普通のPCソフトっぽい形。


「他の人にも使ってもらいたいんだけど」と相談すれば、その方法もAIが教えてくれます。

頼んでもいないのに、使い方の説明まで整えてくれたりします。


このあたりまで来ると、

「AIに帳票を読ませる」

という最初の発想から、かなり変わってきます。


AIに仕事そのものを渡すのではなく、AIと一緒に“仕事をする仕組み”を作る。


個人情報の壁がある仕事では、こういう使い方もあるんだなぁと思いました。



今回使ったもの


私が使ったのは、

  • Microsoft Visual Studio Code

  • Python

どちらも無料で利用できます。


AIは、特別なコーディング専用ツールではなく、普段使っているチャット型AIです。


プログラムなんて作ったことがなくても、

「これをこうしたい」

から相談を始められます。


私はむしろ、自分でコードを書けないからこそ、

「これは何?」「なんでこうしたの?」

「この方法だと何がまずい?」「じゃあ、こうしたら?」

を、何度も聞きました。



「AIに渡せないから」で終わらせなくてもいい


個人情報がある。

だからAIは使えない。

もちろん、そこで止めなければいけない業務もあります。


でも、

データそのものは渡せなくても、そのデータをどう処理するかはAIと考えられる。

それならできる仕事もあります。


「AIを使う=AIのチャット画面に全部入れる」

だけではないんですよね。


ちなみに私は最近、母が主催するイベント即売会の商品リストをAIに読んでもらいました。

クセ強めの手書き殴り書きをスマホでパシャッ。

それを、AIが、カード決済システムへ取り込めるCSVに変換。

……これまでひとつずつ手入力していた時間は、何だったのでしょうか。


AIにデータを読んでもらうこと自体は、帳票だけでなく、手書きメモでも、写真でも、いろんな場面で役に立ちます。


何に使えばいいか分からなければ、

とりあえず、困っている“ブツ”を見せて相談してみる。


みなさんもぜひお試しください。



※ローカルで実行する場合も、使用するソフトや保存先、社内の情報セキュリティルール等をご確認ください。


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